以下のような文脈では、「あっさり」「さっぱり」は同じように用いることができ、二つの語に意味の違いを見いだすことは難しいように感じられます。
在下列前后關(guān)系中,“あっさり”和“さっぱり”都可以使用,感覺很難看出這兩個詞在意義方面的區(qū)別。
このスープはあっさりしている。
このスープはさっぱりしている。
このスープはあっさりしている。(這個湯很清淡。)
このスープはさっぱりしている。(這個湯很清淡。)
しかし、次に挙げた例を比較すると、二つの語に意味の違いのあることが見てとれます。
但是比較下面舉的例子的話,就能看出這兩個詞在意義方面還是有區(qū)別的。
このスープは薄味であっさりしている。
このスープは薄味でさっぱりしている。
このスープは薄味であっさりしている。(這個湯味道很淡,所以很清淡。)
このスープは薄味でさっぱりしている。(這個湯味道很淡,且不油膩。)
最初の文では、「で」を原因·理由として解釈することができますが、後の文ではむしろ「で」が並列を表していると解釈されます。すなわち、後の文は「このスープは薄味でしかもさっぱりしている」という意味には解されても、「このスープは薄味であるためにさっぱりしている」とは解釈されないように思われます。ここから、「あっさり」は味の濃淡について言及する語であると考えられますが、「さっぱり」について同じようにいうことはできないということがわかります。
在第一個句子當中,“で”可以解釋為原因、理由,但是在后面的那個句子當中,“で”解釋為并列更好。換言之,后面那個句子即使可以解釋為“這個湯味道淡,且不油膩”這個意思,但是不能解釋為“這個湯因為味道淡,所以不油膩”。因此,可以知道“あっさり”是可以考慮為關(guān)于味道濃淡的詞語,而“さっぱり”卻不能解釋為同樣的意思。
「あっさり」という語を辭書で確認してみますと、「あとを殘さないさま」という意味が見られます。一方の「さっぱり」にはこの意味はないようです。
確認一下“あっさり”這個詞在字典中的意思之后,可以看到“沒有留下痕跡的樣子”的這個意思。另一方面,“さっぱり”就沒有這個意思。
このスープは後味がさっぱりしている。
このスープは後味があっさりしている。
このスープは後味がさっぱりしている。(這個湯余味很淡。)
このスープは後味があっさりしている。(×)
したがって、このような文脈では「あっさり」を用いた文が不自然となります。
因此,上面這個上下關(guān)系當中用“あっさり”的那句話是不自然的。